放送大学をやってる労務者の日記

放送大学の科目履修生からはじめてついに全科履修生になった労務者の記録です

放送大学は名前で損していると思う

放送大学という名前は昔のビジネスモデルをそのまま引きずっていてもはや実態をうまく表現していないのではないかと思う。
放送大学の授業はBSテレビ、ラジオだけでなく、1科目でも登録すればWebですべての授業が視聴できる。日本中どこにいても、あらゆる分野の標準的かつ基礎的な、その分野の研究者のレビューをしっかり受けた情報に瞬時に、無制限にアクセスできるという事実はとても大きいことだと思っている。
放送大学がネットで授業を公開してなかったら、自分のように日本の片田舎で労務者をしながら、日本史の授業に衝撃を受ける奴はいなかった。これだけは言える。
放送大学の視聴統計があったら確認してみたいのだが、そもそもテレビがない世帯が増えているらしい状況で、BSテレビやラジオでの授業視聴はむしろ少数派になりつつある(あるいは既にそうなっている)と推定する。
そのうえで、20世紀のラジオ語学講座みたいに、決まった時間に、勤勉に、決まったチャンネルでコンテンツにアクセスしないと学びが成立しないというイメージを引きずっている「放送大学」という名前はもはや時代に合っていないのではないか。そう思うことがある。放送大学ドメインからしてouj(Open University of Japan)で、Broadcasting Universityとかではないのだから。