放送大学をやってる労務者の日記

放送大学の科目履修生からはじめてついに全科履修生になった労務者の記録です

田舎の放送大学学習センターに登録するとどうなるか

今学期自分は片田舎の学習センターに登録していた。

学習センターの建物は古い。築50年は経っていそうだ。いつ行っても人がほとんどいない。ここは建物全体が放送大学というわけではない。放送大学は他の各種団体と同じ建物に入居している。

奥の方にある放送大学の学習センターに行ってドアを開けると、カウンターがあって係の人がいる。入室時には非接触型の体温計で体温を測って、カウンターに置いてある訪問者票にその都度手書きで連絡先とともに記入しなくてはいけない。これを毎回やるのでとても面倒臭い。

自習室で日本史の授業を試聴するために自分はこのセンターに通っていた。べつに自宅から放送大学のWakabaというシステムにつないで動画を視聴してもよいのだが、自宅のネット回線が貧弱だったので、回線が安定した場所で見たかった。あと自分は平日は仕事をしている労務者なので、週末はだらけないように場所を変えてしっかり勉強したいと思って学習センターに行っていた。

自習室には事務机がたくさん並んでいて、それぞれの机の上にノートPCまたはDVDプレイヤーとディスプレイが載っている。学習センターは授業のDVDが完備してあって、必要に応じて自由に視聴できる。自分の場合は学期初めにWakabaのアカウント登録が完全にできていなかったので最初はネットで動画を視聴できず、DVDのお世話になった。

自習室には他に人がいないことも多かったが、他の学生が来て勉強していることもあった。別にその人たちと話したわけではないが、その存在自体が大きな励みになった。他に大学がろくにない田舎では、そのへんで勉強している人の姿を見かけること自体がまずない。なので、わざわざ週末にやってきて勉強している他の人の姿を実際に見ることは、自分で思っている以上に大きな励みになった。この点だけでも学習センターに来てよかったと思うし、地方で学習センターを運営してくれている放送大学にはとても感謝している。

 

 

放送大学学習センターの話

放送大学の学習センターというのは日本各地にあって、学生が授業を視聴したり、面接授業に出たり、自習したり、学生同士のサークルで使ったりできる場所だ。

放送大学は一箇所に壮大なキャンパスがあるわけではなく、(日本の基準では)伝統ある大学みたいに見栄えのいい建物を使っているわけではないので、あんまり実在感はない。だがじつは日本の北から南までいろんなところに施設を運営しているので、カウントの仕方によっては日本一キャンパスがでかい大学かもしれない。